辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました
つい先日、デルフィーヌに嫌いだと言われたリティは、どきどきしながらいつも通りを装う。
しばらくデルフィーヌを避けるような真似をしてしまったが、肝心のデルフィーヌはこれまでと変わらない態度でリティを見た。
「わたくしの班はリコバの実を使った料理を提供したのよ」
普通に話してくれたことに、驚くほど安堵する。
改めてリティは、自分がデルフィーヌを苦手だと思っていても嫌ってはいないのだと思った。
「じゃあ料理できる人がいたのね。私の班でもお菓子を作ったらって話が出たんだけど、作れる人がいなかったのよ」
しばらくデルフィーヌを避けるような真似をしてしまったが、肝心のデルフィーヌはこれまでと変わらない態度でリティを見た。
「わたくしの班はリコバの実を使った料理を提供したのよ」
普通に話してくれたことに、驚くほど安堵する。
改めてリティは、自分がデルフィーヌを苦手だと思っていても嫌ってはいないのだと思った。
「じゃあ料理できる人がいたのね。私の班でもお菓子を作ったらって話が出たんだけど、作れる人がいなかったのよ」