君が見つけた一番星
このルートには景色がパッと開ける高台がある。

私はそこをたまに通るのが好きだった。

街を一望できるんだ。

山やたくさんのビルや建物。

そして綺麗な空。

ちょうど日が沈んでいるところだった。

空がオレンジ色や赤色、黄色や紫。

いろいろな色が混ざり合って一つの絵のようだった。

綺麗な空に没頭していると、

その瞬間遠くの方で何かが光ったような気がした。

(あれ、何今の。)

私は、あれ気のせいかな、と思い

ふと隣に誰かいるのに気づいた。
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