君が見つけた一番星
制服を着ている同い年くらいの男の子。

(かっこいいなあ。)

横顔がとても綺麗で何かに驚いている様子だった。

そんなことを考えながらその男の子を見ていると、

私の目線に気づいたのか、目があった。

少し時が止まったような感覚がした。

その男の子は私の方に近づくと

「かわいいね。なんて名前?」

そう言いながらルルを指差して話しかけてきた。

咄嗟に私は、

「えっ、あっ。ルルっていうの。トイプードルの女の子。」

「へえ。かわいいね」

そういうと彼は綺麗な笑顔を受けべながらしゃがんでルルをよしよしと撫でた。
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