それでも好きやねん‥‥‥~いけない恋~《実話》
夕方になり、店員から電話がかかってきた。
どうやら話を聞いたようだ。
店員:『もしもし、嵐士さんですか?』
嵐士:『そうや、〇〇仕事終わったん?』
店員:『はい。話は聞かせてもらいました。ほんま最低な奴です‥‥‥‥私からもさんざん怒っておきましたので‥‥‥‥‥』
嵐士:『そら、そやろ。話聞いて喜ぶ奴なんかおるわけあらへんやん。なんしか(関西弁のとりあえずという意味)今から向かうさかいに、アホ帰らさんようにしといてや。』
店員:『はい、約束ですんで‥‥‥。』
そして、俺とタカシはまたガソリンスタンドに向かった。
殴ってしまうかも、ど突いてしまうかもしれない‥‥‥‥それによりパクられるかもしれなかったが、俺にはそんな事は関係無かった‥‥‥ただただ、理絵に味わわせた以上の屈辱を、〇〇にも味わわせる事だけが、〇〇から理絵への償いだと考えていた‥‥‥‥
実際そうではないのだが、若い俺にはそんな余裕が無かった‥‥‥‥‥‥