それでも好きやねん‥‥‥~いけない恋~《実話》
理絵が車に乗って帰るのを見届けて、俺はタカシに親父の勤める病院に連れて行ってもらった。
その道中で俺は弱音をタカシに吐いた。
嵐士:『マジでビビったわ‥‥‥‥
あのままカッターナイフ押し込まれたら、俺死んでたんやで‥‥‥!?』
タカシ:『そやなぁ‥‥‥‥‥
いくら根性あったかて、刺されたら終まいやしなぁ‥‥‥‥』
嵐士:『ほんま、これから気つけよ‥‥‥‥』
変に意地を張って命の危険を感じた‥‥‥‥‥‥‥
〔理絵が心配したり悲しむ事はもうしないでおこう‥‥‥‥‥〕
〔あんな恐怖は二度とごめんやわ‥‥‥‥‥‥〕
そうして俺自身、人を傷付けたり傷付けられたりをやめるようになった。