センセイ、ありがと。
正直なところだった。俺は割と水無月の名前はいいと思っていた。




「え、センセイ、それ、ほんと?」




「ほんとだけど。……大丈夫?涙止まった?」





「止まった。」





「そうか、よかった。……んじゃ、明日も元気に来いよ。」




「センセイ」



「ん?」




「ありがと」




「いーえ。早く帰れよ。」



「うん!」




さっきの涙どこ行ったんだ、



まあともかく、ちゃんと笑えるようになればいいな。









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