センセイ、ありがと。
放課後
「あっセンセイ!おはようございます!」
「おはよ。」
昨日のことなど嘘のように水無月は笑顔だった。
「あっおい、」
つい呼び止めてしまった。
「なーに?センセイ?」
「なんか話したいんならさ、数学の資料室こいよ?俺に話しにくいんなら他の先生呼ぶし。」
「はーい!ありがとーございます!」
かわいい、な。
……いかんいかん、
そんな気持ち持っちゃダメだった。
あ、でも、かわいい、ぐらいはいいのか?
別に好き、じゃない、し。
……、ん、?
その日が始まりだったんだと思う。
俺が彼女のことを気になり始めたのは。
「おはよ。」
昨日のことなど嘘のように水無月は笑顔だった。
「あっおい、」
つい呼び止めてしまった。
「なーに?センセイ?」
「なんか話したいんならさ、数学の資料室こいよ?俺に話しにくいんなら他の先生呼ぶし。」
「はーい!ありがとーございます!」
かわいい、な。
……いかんいかん、
そんな気持ち持っちゃダメだった。
あ、でも、かわいい、ぐらいはいいのか?
別に好き、じゃない、し。
……、ん、?
その日が始まりだったんだと思う。
俺が彼女のことを気になり始めたのは。