王子は私のモノなんです!

3.言葉の真意

指先で潰し、舌で扱き、強く吸われて、クリクリと指で捏ねられる。

「気持ちいいですか?」
「あ、はん、気持ち、気持ちいい···っ」
「次は?次はどこの許可をいただけますか?」
「やぁん、あ、つ、ぎ···?」

ねぇ、どこですかカテリーナ?と囁くように唇の上で呟かれ、そのまままた口付けされる。
口付けされながら胸を下から持ち上げるように揉まれ、ピンッと弾かれて。

セルジオから与えられる刺激はカテリーナに快感を与え続けてはいるが。

“次···?”
無意識にもじもじと太もも同士を擦り合わせてしまう。

「カテリーナ、早く許可を···」
その耳元で囁かれた切な気な声がカテリーナを求め、その声がカテリーナを震わせる。

そうだ、許可を与えなくては。
だってセルジオより私の方が上なんだから。
私が指示し許可しなくちゃ、ずっとこのまま···
セルジオはいつも私に言いなりだったんだから···だから私が言わないと···

そこまで考えてゾクッとした。
自分の口で声を出して言う。
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