王子は私のモノなんです!
ぐちゅん、と指が挿れられた時、ずっと快感を与えられていたカテリーナはそのまま絶頂を迎えてしまって。

「申し訳ありませんカテリーナ、まだ貴女をイかせる許可はいただいていなかったのに」

声だけはいつも言葉に合わせた声色だったのに、そう謝罪したセルジオの声はとても愉しそうで。

「あ、あぁ···っ」
「泣かないでくださいカテリーナ、もうこのようなミスはいたしませんので」

その言葉はまるで死刑宣告のように聞こえて。

中指を挿れられ、擦られ、親指で器用に芽を押し潰される。
カテリーナのソコは愛液が溢れお尻にまで垂れていて。
何度も上り詰めさせられ、その寸前で止められて。

一度絶頂を迎えてしまったからこそ、寸前で止められ、繰り返し与えられる快感が苦しくて苦しくて仕方なくて。

“もうイってしまいたいのに···っ”

「お願いします、セルジオ様···っ!私、もう···っ」
自然に零れる涙を気にする余裕もなく、ただ目の前のセルジオにすがり付く。

「私を貴方のモノにして欲しいの···っ!これ以上は耐えられないのです···っ!」
そう必死に伝えたのだが。

「耐える必要はありませんよ」
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