王子は私のモノなんです!
そのタイミングでナカに挿れた2本の指をバラバラに動かすと彼女が慌てて自分の口を手で覆い声を抑えた。

「見られたくありませんか?」
「あ、当たり前です···ッ!わ、私のこんな姿を見れるのは私のモノだけなのですよ!!」

瞳に溜まった涙がぽろぽろと零れ出したのを見て、挿れた指をちゅぽんと抜いた。

彼女の唯一は俺だけだと見せびらかしたいのに、彼女の痴態を見れるのは彼女のモノである俺だけの特権···
それをこの赤く色付いた可愛い口から直接伝えられてしまってはもう耐えるなんて出来るはずなんてなくて。

「今のは煽ったカテリーナが悪いです···!」
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