王子は私のモノなんです!
2.乞う口付け
「カテリーナ、口付けをしてもよろしいですか?」
「構わないわ」
そう答えると、唇を擽るような触れるだけの微かなキスを落とされた。
その軽いキスを繰り返され、しかしそれ以上深いキスが来ないことが不満だった。
“ちょっと、もっとがっつきなさいよ!”
うっすら目を開けるとそのルビーのような瞳が射貫くように見つめていて、思わずドキッとしてしまう。
「も、もう少し深くしても構わないのよ···?」
思わずそう言うと、そのルビーは緩やかに弧を描いたと思ったらまるで貪るように唇に吸い付かれて。
「ん、んんっ」
「カテリーナからそんなおねだりをいただけるなんて、いえ、失礼しました、許可をいただけるなんて光栄です」
わざとらしく言い直されたが、反論する間もなく角度を変え何度も口付けをされ話す隙がない。
それどころかキスとキスの合間にせめて一言だけでも、と口を開くと、ぬるっとすぐさまセルジオの舌が侵入してきて。
カテリーナの舌を扱くように奥へ奥へと舌を入れられ蹂躙される。
「ん、はっ、はぁっ、んんっ」
何も言葉にならなくて酸素を求めて喘ぐように必死に浅い呼吸を繰り返す。
「構わないわ」
そう答えると、唇を擽るような触れるだけの微かなキスを落とされた。
その軽いキスを繰り返され、しかしそれ以上深いキスが来ないことが不満だった。
“ちょっと、もっとがっつきなさいよ!”
うっすら目を開けるとそのルビーのような瞳が射貫くように見つめていて、思わずドキッとしてしまう。
「も、もう少し深くしても構わないのよ···?」
思わずそう言うと、そのルビーは緩やかに弧を描いたと思ったらまるで貪るように唇に吸い付かれて。
「ん、んんっ」
「カテリーナからそんなおねだりをいただけるなんて、いえ、失礼しました、許可をいただけるなんて光栄です」
わざとらしく言い直されたが、反論する間もなく角度を変え何度も口付けをされ話す隙がない。
それどころかキスとキスの合間にせめて一言だけでも、と口を開くと、ぬるっとすぐさまセルジオの舌が侵入してきて。
カテリーナの舌を扱くように奥へ奥へと舌を入れられ蹂躙される。
「ん、はっ、はぁっ、んんっ」
何も言葉にならなくて酸素を求めて喘ぐように必死に浅い呼吸を繰り返す。