王子は私のモノなんです!
「あぁ、でもこの紐だと立ってしまったカテリーナの乳首でズレてしまいそうですね、僭越ながら少し固定させていただきます」

そう言ったセルジオが紐の上から敏感になった先端をグリグリ押して固定する。

「ひんっ!」

それは確かに求めていた刺激で求めていた快感だったのだが、直接与えられていた刺激が突然間接的になり、敏感にさせられたせいで足りなくて。

“こんなこと言いたくなんかないのに···っ!”

「ひ、紐じゃなくて、その、手と口でまた隠していただきたくて···っ」
羞恥で顔が真っ赤になっている事はわかっていたが、一度知ってしまった刺激を途中で止められ我慢が出来なくてそうお願いする。
ところが。

「出来ません、カテリーナ」
「えっ、な、なんで?さっきは···」
「はい、さっき隠すとお約束したのに隠しきれなくて。手と口だとどうしても見えてしまうのです、それとも見る許可をいただけますか?」

隠す為に見る許可とは?と思ったが、もうそれを深く考える理性がカテリーナにはもうなくて。

「許可します···ッ!見て、見ていいからっ、だからっ」
「ははっ」
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