私がアナタの運命です!-運命だから当然なのに、根拠を求められても困るんですがっ-
 劣情を宿したジルの藍色の瞳が私を見下ろす。

 まるで青い炎のような熱を向けられると、ゾクリと腰が甘く震えた。


「あ、好き、ジルが好きぃ」
「それでいいんだよ、ずっとそれだけ言ってろ」

 クックと口角を上げたジルは、細めた瞳でじっと見ながら挿入していた指をクイッと曲げて。

「ひゃぁん!」
「へぇ、ここが当たりか?」
「あ、あ……ッ!?」

“何、いまの”

 ナカをぐっと押され強く擦られるとビクビクと体が何度も跳ねる。
 無意識にベッドで仰け反った私は、ジルの前に突き出すような形でおっぱいをたゆんとたゆませて。


「安心しろって、こっちも忘れてねぇから」
「あんっ! どっちも、一緒は……ダメぇ……!」

 ちゅう、と再び私の乳首に吸いついたジルがカリッと軽く甘噛みする。
 乳首への刺激と同時にナカも指の腹で強く擦られ、抽挿のスピードが上がって。

 ジルの指が出し入れされる度にぐちゅぐちゅと卑猥な音を響かせ愛液が溢れてしまった。


 
「で? 他の言い方はねぇの」
「はひ……、は、ほ、他……?」

 繰り返される激しい愛撫に痺れた思考では何も考えられない。
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