私がアナタの運命です!-運命だから当然なのに、根拠を求められても困るんですがっ-
「おはよう! で、それ今からジルのところに持っていくのよね?」
にこにことそう聞くと、少し不思議そうな顔をしたリースが頷いてくれる。
「じゃあ、私が持っていっちゃダメかしら!」
「えっ!? お、お嬢様がですか……!?」
私の言葉を聞いて驚愕の表情をしたリースが、戸惑いつつ口を開いて。
「お言葉ですが、お淹れ出来ないのでは」
「!!」
“そ、それはそうね”
何度も練習し、ジルに出してきたすりおろし林檎はともかく、紅茶なんて淹れたことはない。
多分淹れるという行為くらいはできるが、美味しく淹れられるかと言うと……。
“確かに無理かも”
「そうかも。ごめんなさい、リース」
「謝られる必要はございませんよ」
しょんぼりとしてしまった私を見たリースが、すぐににこりと微笑んでくれる。
「もちろんいつでも私共がお淹れいたしますが、お望みでしたら淹れ方をお教えいたします」
「いいの!? ありがとう!」
リースの言葉がとても嬉しくて、私は彼女の手をぎゅっと握りながらすぐにお礼を言った。
「本当にお嬢様はお可愛らしいです」
にこにことそう聞くと、少し不思議そうな顔をしたリースが頷いてくれる。
「じゃあ、私が持っていっちゃダメかしら!」
「えっ!? お、お嬢様がですか……!?」
私の言葉を聞いて驚愕の表情をしたリースが、戸惑いつつ口を開いて。
「お言葉ですが、お淹れ出来ないのでは」
「!!」
“そ、それはそうね”
何度も練習し、ジルに出してきたすりおろし林檎はともかく、紅茶なんて淹れたことはない。
多分淹れるという行為くらいはできるが、美味しく淹れられるかと言うと……。
“確かに無理かも”
「そうかも。ごめんなさい、リース」
「謝られる必要はございませんよ」
しょんぼりとしてしまった私を見たリースが、すぐににこりと微笑んでくれる。
「もちろんいつでも私共がお淹れいたしますが、お望みでしたら淹れ方をお教えいたします」
「いいの!? ありがとう!」
リースの言葉がとても嬉しくて、私は彼女の手をぎゅっと握りながらすぐにお礼を言った。
「本当にお嬢様はお可愛らしいです」