心の中だけうるさい私はウチの坊っちゃんが可愛くて仕方ない
 確かにナカには挿入してないものの、何度も突かれ、室内には肌と肌がぶつかる音が響く。

 その獣のような体勢も、荒々しく腰を打ち付けられる様もそれはまさしく本番をしているようで、私の心を震わせた。

“見逃すって、どういう意味だったのかしら”

 ふとそんなことが頭を過るが、蜜壺を掠めるその快感に思考を奪われた私が答えを見つけることはなかった。
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