心の中だけうるさい私はウチの坊っちゃんが可愛くて仕方ない
「あ、それは……」

 つい見蕩れてしまっていた私は慌てて考えるが、正直わからないものはわからない。

“うっかりって……うっかり以外のどういう意味があるのかしら”

 うっかりと言うのだから、不本意だとか失敗したとかそういう類いのものだろう。

“ならば、うっかり挿入してしまわないように下着をつけようとしたのは正解ということになるはず”

 けれど実際は、私はもう全て脱がされた後だった。……と、いうことは。


「うっかりという可能性を完全になくすため、そもそも下着を脱がされたことが誤りでしたか?」
「不正解だ」

 なんでそんな回答になるんだ、と少し項垂れながら私のメイド服を脱がしはじめる坊っちゃん。
 するすると脱がされると、おっぱいがふるりとまろび出る。

 熱っぽい視線で見つめられれば体が火照り、少しひんやりとした外気が心地よかった。
 そのまま全て脱がされ、私はあっという間に全裸にされて。
 

“結局下着は脱がされてもよかったのよね?”

 うっかりの答え合わせで、下着を脱がされないようにすることは不正解だと判明したため、大人しく脱がされる。
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