心の中だけうるさい私はウチの坊っちゃんが可愛くて仕方ない
 坊っちゃんの意向で挿入はご本命のお嬢様に取っているものの、指は前回何度も出し入れされたからだろうか。

 すぐにぬぽぬぽと指を動かしはじめた坊っちゃんに私の腰が甘く痺れる。

 敏感な内壁を優しく擦り上げられると、パチパチと視界に星が散った。
 私ばかりが気持ちよくなるのは、一応閨教育の師としてはまずいと思うのだが、抽挿される度に思考が奪われ呼吸するのが精一杯。

“どうしましょう、二回目でこんなに的確に気持ちよくさせられてしまうなんて”

 これはもちろん坊っちゃんが相手を思いやってしているからなのだろう。
 そんなお優しい坊っちゃんも堪らなく素敵で、やはり私は本当に本当に坊っちゃんが可愛くて大好きで。


“せめてこの閨教育の時間だけは、坊っちゃんを一人占めできるのかしら”

 本命のお嬢様のために最後まではシて貰えないが、それでも今私に触れているのは坊っちゃんなのだ。

 指でナカをほぐしながら、じっくり擦られ愛液が溢れる。
 ぬちゅぬちゅと粘りのある音が部屋に響くほどはしたなくも期待してしまっている私のソコに、熱い坊っちゃんのソレがくちゅ、と触れた。

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