恋を忘れたアラフォー令嬢~遅咲き画家とのひとときの恋
次の週の月曜日。
部長から、会議室に来るようにと、声が掛かった。
いよいよだ。
南都家を飛び出してから、私でも出来ることを証明したくて、必死に頑張って来た。
いよいよ部長になる。
「南都さん、次の部長の件だけど、製造部長が、私の後任として、異動する事に決まったんだ」
「えっ?製造部長を?」
想像もつかない言葉に、ただ唖然とする。
「あぁ。製造課長を部長に昇進させたくてね。そこで製造部長の異動場所が無くてね。私と同様に、彼を支えて、総務課を頼むよ」
「全く人事や総務のことを知らない人を、部長にするんですか?」
「まぁ、今までの貢献度を考えると、部長職を落とすことが出来ないからね。役員会で決まったことだから。実務面は、君が居るから大丈夫だと、意見が纏まってね」
「・・・そうですか。分かりました」
私は、無いと思っていたけど、万が一、理不尽な人事が合った時のために、退職届を書いていた。
それを部長の前に置き、
「1ヶ月で引き継ぎます。あとは部長がフォローして下さい」
「南都さん!これは困るよ!」
「いえ、もう決めていたことですから。これで失礼します」
「南都さん!」
私が席を外すと、部長は頭を抱えていた。
部長から、会議室に来るようにと、声が掛かった。
いよいよだ。
南都家を飛び出してから、私でも出来ることを証明したくて、必死に頑張って来た。
いよいよ部長になる。
「南都さん、次の部長の件だけど、製造部長が、私の後任として、異動する事に決まったんだ」
「えっ?製造部長を?」
想像もつかない言葉に、ただ唖然とする。
「あぁ。製造課長を部長に昇進させたくてね。そこで製造部長の異動場所が無くてね。私と同様に、彼を支えて、総務課を頼むよ」
「全く人事や総務のことを知らない人を、部長にするんですか?」
「まぁ、今までの貢献度を考えると、部長職を落とすことが出来ないからね。役員会で決まったことだから。実務面は、君が居るから大丈夫だと、意見が纏まってね」
「・・・そうですか。分かりました」
私は、無いと思っていたけど、万が一、理不尽な人事が合った時のために、退職届を書いていた。
それを部長の前に置き、
「1ヶ月で引き継ぎます。あとは部長がフォローして下さい」
「南都さん!これは困るよ!」
「いえ、もう決めていたことですから。これで失礼します」
「南都さん!」
私が席を外すと、部長は頭を抱えていた。