恋を忘れたアラフォー令嬢~遅咲き画家とのひとときの恋
【新しい恋の予感?】
あれから2年。
私は45歳になり、今ではパリ支社の支社長になった。
父との会話は、相変わらず言葉少ないけど、年も重ねたのと、私がパリ支社で活躍していることで、喜んでいるらしい。
この2年の間で、何度か兄さんから、
「井上さんが、会いたいって言ってたけど」
と、井上さんの事を伝えてくれた。
会うのが怖かった。
また傷つける事があったら・・・
それで、彼の画家としての人生を妨げるのが、1番辛い。
「忙しそうにしてるってだけ、伝えといて」
「電話番号、教えようか?」
「いいの。もう終わったことだから」
これでいい。
画家としての彼を遠くから応援できれば。
それで私は、十分幸せだから。
そうだ。
久々に、井上さんの絵を置いてくれたお店に行ってみよう。
私は45歳になり、今ではパリ支社の支社長になった。
父との会話は、相変わらず言葉少ないけど、年も重ねたのと、私がパリ支社で活躍していることで、喜んでいるらしい。
この2年の間で、何度か兄さんから、
「井上さんが、会いたいって言ってたけど」
と、井上さんの事を伝えてくれた。
会うのが怖かった。
また傷つける事があったら・・・
それで、彼の画家としての人生を妨げるのが、1番辛い。
「忙しそうにしてるってだけ、伝えといて」
「電話番号、教えようか?」
「いいの。もう終わったことだから」
これでいい。
画家としての彼を遠くから応援できれば。
それで私は、十分幸せだから。
そうだ。
久々に、井上さんの絵を置いてくれたお店に行ってみよう。