日々のこと

クリスマスには

クリスマスソングは世界中に数多くある。
洋楽でも邦楽でも有名な曲はたくさんあって、耳にすれば、ああ、もうそんな季節かと感じる。

中でも一番好きなのは、マライア・キャリーの「miss you most (at the chrismas time）」。
あの有名な「All I want for chrismas is you」のアルバムの収録曲の一つだ。
このアルバム自体、本当に素晴らしい一枚だと思うが、中でも私はこの曲が昔から大好きだった。
初めて聴いたときは英語の意味はそれほど分かっていなかったが、どこかさみしい、胸がきゅっと締め付けられる切なさが印象的だった。

それもそのはず。和訳を見てその旋律に納得する失恋ソング。

私はこれを南国の旅行中にずっと聴いていて、街中にあふれるクリスマスの盛り上がりの中で、一人しみじみとクリスマスを味わっていた思い出がある。
12月の南半球の、青いビーチと強い日差しと極めてアンバランスなちょっと寂しいクリスマスソング。
今でもクリスマスにはその光景が頭に浮かぶ。何をやっているんだろう、私は、みたいな。

とはいえ、そこには愛を求める人間の静かな祈りが感じられる。
クリスマスの祈り。裕福な人もそうでない人も、今現在満たされている人もそうでない人も。
すべての人に与えられた、愛を祈る権利。

クリスマスには、やっぱりこの曲が聴きたい。