君と一番の恋をする
君と一番の恋をする
冬休みが明けて、三学期に入った。
冬休み明けの学校なんて何回も経験してるけど、いつもと違うところが一つ。
それは……。
「おはようございます、麻里花先輩」
「お、おはよう、陸人くん」
人生初彼氏ができてしまったこと……しかも、年下。
「って陸人くん。もうお昼だけど」
「そうですね」
私たちはお昼ご飯をもって食堂へと向かう。
いまはちょうど昼休み。冬休みが明けてからは週に一回、私は陸人くんと食べることになった。
いや、実は陸人くんだけじゃなくて。