君と一番の恋をする
“無自覚女キラー”なんてあだ名がついちゃうほどに人気があるんだ。
でも、今日のお昼に話したときはあんまりそんな雰囲気感じなかった。確かにかっこいいなとは思ったけど。
あ、そういうところが“無自覚”なのか。なるほど。
「なによ麻里花。興味なさそうね」
美葉ちゃんが不服そうにそう尋ねてきたので、慌てて否定する。
「あ、そっか。麻里花には磯田陸人の兄がいるもんね」
「え、侑人?侑人はそんなじゃないよ」
「え~、どうかな~」
こんどはにやにやしながらこっちを見てくる。
「ほんとだよ。だって、侑人には別に好きな人がいるし」
「え〜?そうなの?」
「うん。私も相手も、友達かクラスメイトだとしか思ってないよ~」
まあ、その侑人が好きな人が私の妹っていうのは本人に口止めされているので言えないけど。
そこでこの話は終わり、校舎を出てからはこれから行く雑貨カフェの話になった。
でも、今日のお昼に話したときはあんまりそんな雰囲気感じなかった。確かにかっこいいなとは思ったけど。
あ、そういうところが“無自覚”なのか。なるほど。
「なによ麻里花。興味なさそうね」
美葉ちゃんが不服そうにそう尋ねてきたので、慌てて否定する。
「あ、そっか。麻里花には磯田陸人の兄がいるもんね」
「え、侑人?侑人はそんなじゃないよ」
「え~、どうかな~」
こんどはにやにやしながらこっちを見てくる。
「ほんとだよ。だって、侑人には別に好きな人がいるし」
「え〜?そうなの?」
「うん。私も相手も、友達かクラスメイトだとしか思ってないよ~」
まあ、その侑人が好きな人が私の妹っていうのは本人に口止めされているので言えないけど。
そこでこの話は終わり、校舎を出てからはこれから行く雑貨カフェの話になった。