君と一番の恋をする
謝罪のメールでもしようか、とカバンからスマホを取り出す。
そういえば、朝から一回も開いていないかも。
だからもちろん家族に連絡なんてしていないわけだから、絶対お母さんから鬼電入ってるだろうなあと思いながら電源ボタンを押す。
……あれ。待って、つかない?
何度も押すけど画面は明るくならない。
暗すぎてボタン間違えたかなと、ある限り全部押してみるけどつかない。
……電源を、切った覚えはない。
ってことは、つまり。
「ええー、うそー!」
衝撃的過ぎて思わず大声を出してしまった。
でもホームには無人駅かというほどに人がいないので、たぶん誰にも聞かれていない。
そして……これはやっぱり、充電切れてるってこと、だよねー……。
いや、それ以外ありえないんだけど。
公衆電話にかけてみるかとも思ったけど、そもそももうホーム入っちゃったからかけられない。
電話かメールでもしないと、家族にこれ以上心配かけるだろうし―――。
「先輩」
「え、うわあっ」
とつぜん何者かに背後から話しかけられる。
びっくりして振り返ると、そこにはついさっきまで考えていた陸人くん呆れ顔verがいた。
そういえば、朝から一回も開いていないかも。
だからもちろん家族に連絡なんてしていないわけだから、絶対お母さんから鬼電入ってるだろうなあと思いながら電源ボタンを押す。
……あれ。待って、つかない?
何度も押すけど画面は明るくならない。
暗すぎてボタン間違えたかなと、ある限り全部押してみるけどつかない。
……電源を、切った覚えはない。
ってことは、つまり。
「ええー、うそー!」
衝撃的過ぎて思わず大声を出してしまった。
でもホームには無人駅かというほどに人がいないので、たぶん誰にも聞かれていない。
そして……これはやっぱり、充電切れてるってこと、だよねー……。
いや、それ以外ありえないんだけど。
公衆電話にかけてみるかとも思ったけど、そもそももうホーム入っちゃったからかけられない。
電話かメールでもしないと、家族にこれ以上心配かけるだろうし―――。
「先輩」
「え、うわあっ」
とつぜん何者かに背後から話しかけられる。
びっくりして振り返ると、そこにはついさっきまで考えていた陸人くん呆れ顔verがいた。