昨日まで幼なじみだった君と、今日出会い直しました。



「――なーに、やってんの?」


 美里とケーキを食べながら話していると、綾人がやってきた。


「あ、本山くん。お疲れ様、あのね、百々ちゃんが交流サイトに登録したんだよ。ね?」
「うん、綾人も私がいると彼女出来ないでしょ? 私も、綾人離れしなきゃって思ったから」
「そうだな、俺もそうがいいって思ってた」


 私はその言葉にショックを受けて紅茶を飲み干した。なんだか、言葉が出てこなくて「急用思い出しちゃったから、帰るね!」と言い彼を待っていたはずなのに先に帰ってしまった。



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