ちゅっ
9月18日
月曜日。
朝のショートホームルームで、
先生は明のことを話した。
文化祭前一週間を切り、テンションMAXだった教室が、
一瞬で冷める感覚を、
初めて味わった。
でも、それは朝のうちだけ。
お昼を過ぎると、
みんな明のことなんてわすれて、
わいわいはしゃぎ始める。
明の友達と
俺だけが、
明のことを考えながら
授業を受けている。
それがなんか
悔しくて、
怒りたくなって、
ますます明のことを
考えてしまっていた。
明のお見舞いに行く
そう伝えて、友達とは逆方向のバスに乗り込む。
中央病院。
明と、明のお母さんがいる、
中央病院へ。
ーー
結局、明も、明のお母さんも
目を開けてくれなかったなぁ……。
ブロロロロ………。
走るバスの中、
夕焼けに夜の漆黒が混じり始めた空を
俺はぼんやりと見つめることしか
出来なかった。
朝のショートホームルームで、
先生は明のことを話した。
文化祭前一週間を切り、テンションMAXだった教室が、
一瞬で冷める感覚を、
初めて味わった。
でも、それは朝のうちだけ。
お昼を過ぎると、
みんな明のことなんてわすれて、
わいわいはしゃぎ始める。
明の友達と
俺だけが、
明のことを考えながら
授業を受けている。
それがなんか
悔しくて、
怒りたくなって、
ますます明のことを
考えてしまっていた。
明のお見舞いに行く
そう伝えて、友達とは逆方向のバスに乗り込む。
中央病院。
明と、明のお母さんがいる、
中央病院へ。
ーー
結局、明も、明のお母さんも
目を開けてくれなかったなぁ……。
ブロロロロ………。
走るバスの中、
夕焼けに夜の漆黒が混じり始めた空を
俺はぼんやりと見つめることしか
出来なかった。