【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
「それこそレオナルド殿下に話して協力を得るのはどう?」
「それは絶対にダメッ!」
フランチェスカが声を荒げて立ち上がっことにマラキは驚いている。
咳払いしながらも椅子に腰掛けるとマラキは問いかけるように口を開いた。
「そんなに拒絶しなくても……。姉上は昔からそうだけど、どうしてそんなにレオナルド殿下を嫌がるの?普通の令嬢だったら憧れたり、喜んでアピールすると思うけど」
「そ、それは……この力がバレないようにしたいと前にも言ったでしょう!」
「そうだったね。でも僕が姉上の力がバレないようにする案があるんだ。なんとかするから安心して」
「なんとかって、どうするの?」
「まぁ、任せておいてよ!」
自信満々のマラキに任せること数日後……。
マラキは見たことのある白字の高級感がある紙に金縁の封筒をフランチェスカの前に差し出した。
首を捻るフランチェスカの前に、満面の笑みを浮かべるマラキ。
フランチェスカは我慢できずにマラキに問いかける。
「マラキ、その封筒って王家のものよね?」
「うん、そうだよ」
「どうしてマラキが王家の封筒を?」
「僕、第二王子のコルビン殿下とは友達なんだ」
「へ…………?」
「それは絶対にダメッ!」
フランチェスカが声を荒げて立ち上がっことにマラキは驚いている。
咳払いしながらも椅子に腰掛けるとマラキは問いかけるように口を開いた。
「そんなに拒絶しなくても……。姉上は昔からそうだけど、どうしてそんなにレオナルド殿下を嫌がるの?普通の令嬢だったら憧れたり、喜んでアピールすると思うけど」
「そ、それは……この力がバレないようにしたいと前にも言ったでしょう!」
「そうだったね。でも僕が姉上の力がバレないようにする案があるんだ。なんとかするから安心して」
「なんとかって、どうするの?」
「まぁ、任せておいてよ!」
自信満々のマラキに任せること数日後……。
マラキは見たことのある白字の高級感がある紙に金縁の封筒をフランチェスカの前に差し出した。
首を捻るフランチェスカの前に、満面の笑みを浮かべるマラキ。
フランチェスカは我慢できずにマラキに問いかける。
「マラキ、その封筒って王家のものよね?」
「うん、そうだよ」
「どうしてマラキが王家の封筒を?」
「僕、第二王子のコルビン殿下とは友達なんだ」
「へ…………?」