【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
フランチェスカは急いでシュネーをレオナルドから引き剥がしたが特に怒った様子はない。
なんだか嬉しそうなレオナルドは「すまない、シュネーフランチェスカ嬢を傷つけるつもりはなかった。仲直りしよう」シュネーに手を伸ばしている。
シュネーは警戒していたが、反省したレオナルドを見てコロリと態度を変える。
レオナルドが撫でているとシュネーはコロリとお腹を見せて気持ちよさそうにしている。


「フランチェスカ嬢、不安にしてすまない」

「……レオナルド殿下」

「グレイシャーがもし元気になるのならと、気が焦ってしまったようだ」


フランチェスカもシュネーが具合が悪くなり、自分の力で治せなければなんとしてでも治そうと動くだろう。
レオナルドがグレイシャーを思う気持ちはフランチェスカと同じだと思った。
そしてフランチェスカに改めてレオナルドにこの力を内密するように頼んだ。
この力はマラキにしか知らず家族に内緒にしていることを伝えるとレオナルドは驚いていた。
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