【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
「この令嬢達は、最近お茶会やパーティーで話をしていたんだ」
「え……?」
「その聖獣達が俺やグレイシャーのせいで体調が悪くなったのではないか、症状がうつったのではないかと心配していた。そんな時、フランチェスカ嬢から手紙が届いたんだ」
「そうだったのですね」
「もしもこのような自体が故意に引き起こされているのならば、王太子として止めなければならない」
「はい」
「フランチェスカ嬢の力を貸して欲しいんだ」
厳しい表情で眉を寄せるレオナルドを見て、フランチェスカはどうするべきか迷っていた。
彼の正義感が強くて国を守ろうと真っ直ぐな気持ちがフランチェスカにも伝わってくる。
それに以前、シュネーを追い詰めた原因を知りたかった。
フランチェスカはレオナルドに許可を取り、マラキを同席させた。これからどうしていけばいいか知恵を貸してもらおうと思ったからだ。
マラキが話を聞き終わり静かに口を開いた。
「レオナルド殿下、僕から失礼を承知でひとつよろしいでしょうか?」
「ああ」
「僕は姉上が心配です。もちろん他の聖獣達が苦しんでいるのは嫌だ。ベネットにもしも何かあれば僕は何としてもベネットを救おうとする……けどそれ以上に姉上やシュネーにに危険が及んだり、嫌な思いをするなら関わって欲しくないって思う」
「え……?」
「その聖獣達が俺やグレイシャーのせいで体調が悪くなったのではないか、症状がうつったのではないかと心配していた。そんな時、フランチェスカ嬢から手紙が届いたんだ」
「そうだったのですね」
「もしもこのような自体が故意に引き起こされているのならば、王太子として止めなければならない」
「はい」
「フランチェスカ嬢の力を貸して欲しいんだ」
厳しい表情で眉を寄せるレオナルドを見て、フランチェスカはどうするべきか迷っていた。
彼の正義感が強くて国を守ろうと真っ直ぐな気持ちがフランチェスカにも伝わってくる。
それに以前、シュネーを追い詰めた原因を知りたかった。
フランチェスカはレオナルドに許可を取り、マラキを同席させた。これからどうしていけばいいか知恵を貸してもらおうと思ったからだ。
マラキが話を聞き終わり静かに口を開いた。
「レオナルド殿下、僕から失礼を承知でひとつよろしいでしょうか?」
「ああ」
「僕は姉上が心配です。もちろん他の聖獣達が苦しんでいるのは嫌だ。ベネットにもしも何かあれば僕は何としてもベネットを救おうとする……けどそれ以上に姉上やシュネーにに危険が及んだり、嫌な思いをするなら関わって欲しくないって思う」