【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
それと同時に他の聖獣達も体調が悪くなっていった。
キャシディにそれを全てシュネーとフランチェスカのせいにされてしまった。
けれどその原因はマレーだとしたら全ての辻褄は合うのではないか。
そして唯一、その力を消し去ることができるフランチェスカとシュネーが潰されてしまえば、マレーとキャシディはやりたい放題というわけだ。
(もしかして、具合の悪いグレイシャーを放置してしまったり、具合の悪い聖獣達も放っておいたら魔獣になってしまうということ?)
以前、キャシディはレオナルドの婚約者がたまたまフランチェスカだった。だからフランチェスカとシュネーを狙った。しかし今は……。
「キャシディ様はやはりレオナルド殿下のことを……?」
「ああ、キャシディは次期王妃に強い執着を示している」
マラキがそれを聞いて口を開く。
「だとしたらグレイシャー様を苦しめる理由はないはずです。グレイシャー様がいなくなったら王妃どころではないことはわかっているはずです。もしそうだとしたら王妃に執着するというより、キャシディ様はレオナルド殿下に執着しているのではないですか?」
「俺に……?」
キャシディにそれを全てシュネーとフランチェスカのせいにされてしまった。
けれどその原因はマレーだとしたら全ての辻褄は合うのではないか。
そして唯一、その力を消し去ることができるフランチェスカとシュネーが潰されてしまえば、マレーとキャシディはやりたい放題というわけだ。
(もしかして、具合の悪いグレイシャーを放置してしまったり、具合の悪い聖獣達も放っておいたら魔獣になってしまうということ?)
以前、キャシディはレオナルドの婚約者がたまたまフランチェスカだった。だからフランチェスカとシュネーを狙った。しかし今は……。
「キャシディ様はやはりレオナルド殿下のことを……?」
「ああ、キャシディは次期王妃に強い執着を示している」
マラキがそれを聞いて口を開く。
「だとしたらグレイシャー様を苦しめる理由はないはずです。グレイシャー様がいなくなったら王妃どころではないことはわかっているはずです。もしそうだとしたら王妃に執着するというより、キャシディ様はレオナルド殿下に執着しているのではないですか?」
「俺に……?」