【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
「キャシディ様はマレーを使えない。正体がわからないから圧力をかけようがない、ということですね?」
「一カ月後に王家主催の舞踏会が開かれる。その時までに証拠を集めよう」
レオナルドの言葉にフランチェスカとマラキは頷いた。
「姉上を守ってください。レオナルド殿下」
「任せてくれ。フランチェスカ嬢は俺がが必ず守る」
レオナルドと目が合った。
彼は真剣な表情でフランチェスカを見つめている。
心臓がドクドクと音を立てている。
そんなフランチェスカの気持ちを知ってか知らずかレオナルドのゴツゴツと固い手のひらが包み込むようにフランチェスカの手を掴んだ。
「それと今回、架空の女性が婚約者という設定で動いていくが、俺が結婚したいと思っているのはフランチェスカ嬢だけだ」
「……っ!?」
レオナルドの突然の告白に驚いたのはフランチェスカだけではないだろう。隣にいたマラキも呆然としている。
「それ以外は考えていない。俺はフランチェスカ嬢が……」
「ス、ストップです……!」
フランチェスカの言葉に合わせるように今まで大人しくマラキの隣に腰掛けてベネットと共に眠っていたはずのシュネーがレオナルドの顔面に張りつくようにして飛びかかる。
「一カ月後に王家主催の舞踏会が開かれる。その時までに証拠を集めよう」
レオナルドの言葉にフランチェスカとマラキは頷いた。
「姉上を守ってください。レオナルド殿下」
「任せてくれ。フランチェスカ嬢は俺がが必ず守る」
レオナルドと目が合った。
彼は真剣な表情でフランチェスカを見つめている。
心臓がドクドクと音を立てている。
そんなフランチェスカの気持ちを知ってか知らずかレオナルドのゴツゴツと固い手のひらが包み込むようにフランチェスカの手を掴んだ。
「それと今回、架空の女性が婚約者という設定で動いていくが、俺が結婚したいと思っているのはフランチェスカ嬢だけだ」
「……っ!?」
レオナルドの突然の告白に驚いたのはフランチェスカだけではないだろう。隣にいたマラキも呆然としている。
「それ以外は考えていない。俺はフランチェスカ嬢が……」
「ス、ストップです……!」
フランチェスカの言葉に合わせるように今まで大人しくマラキの隣に腰掛けてベネットと共に眠っていたはずのシュネーがレオナルドの顔面に張りつくようにして飛びかかる。