【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
部屋に響き渡るフランチェスカの悲鳴。
マラキは慌てて立ち上がり、シュネーをレオナルドから引き剥がす。
『アンッ』と元気よく鳴いたシュネーは舌を出しながらフランチェスカの前にちょこんと座った。
「申し訳ございません。レオナルド殿下」
「ははっ、シュネーもフランチェスカ嬢を守る騎士なのだな」
『ワンッ』
レオナルドも呑気に笑っているがシュネーの行動にはひやひやしてしまう。
この場に母がいたら気絶していただろう。
「フランチェスカ嬢に好きだと伝えたいだけなんだが」
「レオナルド殿下、マラキの前ですっ!自重してください! 恥ずかしいです」
「二人きりの時に想いを伝えてもいいのか?」
「なっ……!そういうことではありません」
「ならばいつフランチェスカ嬢を口説けばいい?」
「そ、それは……っ」
レオナルドは真顔で問いかけてくる。その言葉を聞きながらフランチェスカは顔を真っ赤にしていた。
(何故、レオナルド殿下は今回、こんなに迫ってくるのかしら)
シュネーとフランチェスカが持つ癒しの力が判明しておらず、以前よりもずっと関わりが少なかったはずなのに熱量が増しているレオナルドに驚いていた。
そしてシュネーがフランチェスカにを守るようにレオナルドの前に立ち塞がっている。
マラキは慌てて立ち上がり、シュネーをレオナルドから引き剥がす。
『アンッ』と元気よく鳴いたシュネーは舌を出しながらフランチェスカの前にちょこんと座った。
「申し訳ございません。レオナルド殿下」
「ははっ、シュネーもフランチェスカ嬢を守る騎士なのだな」
『ワンッ』
レオナルドも呑気に笑っているがシュネーの行動にはひやひやしてしまう。
この場に母がいたら気絶していただろう。
「フランチェスカ嬢に好きだと伝えたいだけなんだが」
「レオナルド殿下、マラキの前ですっ!自重してください! 恥ずかしいです」
「二人きりの時に想いを伝えてもいいのか?」
「なっ……!そういうことではありません」
「ならばいつフランチェスカ嬢を口説けばいい?」
「そ、それは……っ」
レオナルドは真顔で問いかけてくる。その言葉を聞きながらフランチェスカは顔を真っ赤にしていた。
(何故、レオナルド殿下は今回、こんなに迫ってくるのかしら)
シュネーとフランチェスカが持つ癒しの力が判明しておらず、以前よりもずっと関わりが少なかったはずなのに熱量が増しているレオナルドに驚いていた。
そしてシュネーがフランチェスカにを守るようにレオナルドの前に立ち塞がっている。