【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
「レオナルド殿下は私と結婚したいと仰ってましたけど、私は男爵令嬢で王妃には到底相応しくありません」
「僕は爵位関係なく相応しい者が王妃になるべきだと思っている」
「え……?」
「君は男爵領の立て直しにも一役買っていたそうだね。それにパーティーよりもグレイシャーの体調を気遣い、力を貸してくれた。感謝している」
「は、はい」
「何か事情があって力を隠したかったのだろうけど、君の気持ちを聞くことなく押しかけたこと申し訳なく思うよ」
「……レオナルド殿下」
「普通ならばすぐに名乗り出て報酬を要求するだろう。しかし君の控えめなところも強かな部分も聖獣を愛する気持ちが強いことも僕は素敵だと思っ……」
フランチェスカはレオナルドの口元を手のひらで押さえた。
これ以上は恥ずかしくてどうにかなってしまいそうだったからだ。
レオナルドはフランチェスカの手を取ると指先に口付ける。
レオナルドの甘い仕草にフランチェスカは翻弄されていた。
「フランチェスカ嬢。その反応は期待してもいいのか?」
「~~~っ!」
「顔が真っ赤だな」
「僕は爵位関係なく相応しい者が王妃になるべきだと思っている」
「え……?」
「君は男爵領の立て直しにも一役買っていたそうだね。それにパーティーよりもグレイシャーの体調を気遣い、力を貸してくれた。感謝している」
「は、はい」
「何か事情があって力を隠したかったのだろうけど、君の気持ちを聞くことなく押しかけたこと申し訳なく思うよ」
「……レオナルド殿下」
「普通ならばすぐに名乗り出て報酬を要求するだろう。しかし君の控えめなところも強かな部分も聖獣を愛する気持ちが強いことも僕は素敵だと思っ……」
フランチェスカはレオナルドの口元を手のひらで押さえた。
これ以上は恥ずかしくてどうにかなってしまいそうだったからだ。
レオナルドはフランチェスカの手を取ると指先に口付ける。
レオナルドの甘い仕草にフランチェスカは翻弄されていた。
「フランチェスカ嬢。その反応は期待してもいいのか?」
「~~~っ!」
「顔が真っ赤だな」