【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
フランチェスカの前にコツコツと響くヒールの音……レオナルドの幼馴染でフランチェスカの友人、公爵令嬢キャシディの真っ赤な唇が弧を描いていた。
キャシディはフランチェスカの前からレオナルドの手を無理矢理引いて引き寄せた。
そして大きく息を吸った。
「皆様、聞いて……! レオナルド殿下はフランチェスカ様に洗脳されているのよ。このままだとそこの聖獣達と同じように神獣グレイシャー様にも影響を及ぼしてしまうわ」
「キャシディ、様……?」
「あなたは魔獣を使って、聖獣達を苦しめて国を崩壊させようとさせた。なんてひどい人なの!今すぐにこの悪女を排除しなければ」
「……なん、で?」
今までフランチェスカの良き友人として振る舞っていたキャシディはあっという間に手のひらを返した。
「今から悪女フランチェスカ様がかけたレオナルド殿下の呪いをわたくしが解いてみせましょう」
キャシディのその言葉に歓声があがる。
「キャシディ、いい加減にしてくれ!俺は……っ」
キャシディはフランチェスカの前からレオナルドの手を無理矢理引いて引き寄せた。
そして大きく息を吸った。
「皆様、聞いて……! レオナルド殿下はフランチェスカ様に洗脳されているのよ。このままだとそこの聖獣達と同じように神獣グレイシャー様にも影響を及ぼしてしまうわ」
「キャシディ、様……?」
「あなたは魔獣を使って、聖獣達を苦しめて国を崩壊させようとさせた。なんてひどい人なの!今すぐにこの悪女を排除しなければ」
「……なん、で?」
今までフランチェスカの良き友人として振る舞っていたキャシディはあっという間に手のひらを返した。
「今から悪女フランチェスカ様がかけたレオナルド殿下の呪いをわたくしが解いてみせましょう」
キャシディのその言葉に歓声があがる。
「キャシディ、いい加減にしてくれ!俺は……っ」