【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
フランチェスカは頷いてからマラキに手を伸ばしてから瞼を閉じる。
シュネーの体が金色に包まれていきマラキの胸元へ吸い込まれていく。
すると次第にマラキの呼吸が落ち着いていくのと同時にシュネーの体から光が消える。
この力は症状がひどいほどにマナを大量に使うためフランチェスカも多少の疲労感を感じた。
フランチェスカはマラキの呼吸が落ち着いたのを確認してからシュネーを抱えて、音を立てないように足でマラキの部屋を出る。
静まり返っている廊下を駆け抜けていき、自分の部屋に戻るとホッと息を吐き出した。
「シュネー、うまくいったわ。本当にありがとう!」
フランチェスカの声にシュネーはブンブンと尻尾を振っている。
(これで絶対にバレることはないわ……!)
次の日、マラキの病気は嘘みたいによくなった。
両親も医師も「奇跡だ!」と言って泣いて喜んだ。
もちろんフランチェスカもだ。誰もフランチェスカとシュネーがやったこととは思わなかったようだ。
シュネーの力は伏せておいた方がいい。
エディマーレ男爵家のためにも自分自身のためにもだ。
そう固く決意していたフランチェスカにとって予想外のことが起こる。
シュネーの体が金色に包まれていきマラキの胸元へ吸い込まれていく。
すると次第にマラキの呼吸が落ち着いていくのと同時にシュネーの体から光が消える。
この力は症状がひどいほどにマナを大量に使うためフランチェスカも多少の疲労感を感じた。
フランチェスカはマラキの呼吸が落ち着いたのを確認してからシュネーを抱えて、音を立てないように足でマラキの部屋を出る。
静まり返っている廊下を駆け抜けていき、自分の部屋に戻るとホッと息を吐き出した。
「シュネー、うまくいったわ。本当にありがとう!」
フランチェスカの声にシュネーはブンブンと尻尾を振っている。
(これで絶対にバレることはないわ……!)
次の日、マラキの病気は嘘みたいによくなった。
両親も医師も「奇跡だ!」と言って泣いて喜んだ。
もちろんフランチェスカもだ。誰もフランチェスカとシュネーがやったこととは思わなかったようだ。
シュネーの力は伏せておいた方がいい。
エディマーレ男爵家のためにも自分自身のためにもだ。
そう固く決意していたフランチェスカにとって予想外のことが起こる。