【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
フランチェスカの前でキャシディがレオナルドを抱きしめる。
しかし、レオナルドは抵抗しているのか顔を歪めてキャシディを引き剥がそうとしている。
キャシディが離れるとレオナルドは首を押さえて膝をついた。
「痛っ……!」
「レオナルド殿下っ、大丈夫ですか!?」
フランチェスカがレオナルドに声を掛けて手を伸ばすが、キャシディがそれを笑顔を浮かべながら阻止している。
レオナルドはフラリと立ち上がった。
彼のスカイブルーの瞳は今は何故か赤く染まっている。
そしてシュネーと同じ真っ黒な煙がレオナルドを包み込んでいた。
「兵を呼べ。今すぐだ……グレイシャーを、檻に入れろ」
「……え?」
レオナルドは神獣であるグレイシャーをとても大切にしている。
そんな彼がそんなことを言うなんて信じられなかった。
グレイシャーはレオナルドに何が起こったのか確かめるように近寄るが、その瞬間レオナルドの指示で捕らえられてしまう。
「グレイシャー……ッ!」
「これで邪魔者はいなくなったわね」
キャシディが機嫌がよさそうに、そう言った。
しかし、レオナルドは抵抗しているのか顔を歪めてキャシディを引き剥がそうとしている。
キャシディが離れるとレオナルドは首を押さえて膝をついた。
「痛っ……!」
「レオナルド殿下っ、大丈夫ですか!?」
フランチェスカがレオナルドに声を掛けて手を伸ばすが、キャシディがそれを笑顔を浮かべながら阻止している。
レオナルドはフラリと立ち上がった。
彼のスカイブルーの瞳は今は何故か赤く染まっている。
そしてシュネーと同じ真っ黒な煙がレオナルドを包み込んでいた。
「兵を呼べ。今すぐだ……グレイシャーを、檻に入れろ」
「……え?」
レオナルドは神獣であるグレイシャーをとても大切にしている。
そんな彼がそんなことを言うなんて信じられなかった。
グレイシャーはレオナルドに何が起こったのか確かめるように近寄るが、その瞬間レオナルドの指示で捕らえられてしまう。
「グレイシャー……ッ!」
「これで邪魔者はいなくなったわね」
キャシディが機嫌がよさそうに、そう言った。