自国最強の騎士団長様は私が守ります。だって私、世界最強ですから!
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最近街の治安が良くなって来ている。なんでんも碧青の騎士と呼ばれている女性が剣を振るい、悪党どもを退治して回っているのだとか。そんな女性が本当にいるのだろうか?それが事実なら騎士団に勧誘したいところだが、現在ルーレンス王国に女性騎士は存在しないし、そう言った職も存在しない。他国には女性騎士がいる国もあるのだが、男性の多い騎士団に女性を入れるには色々と問題がありすぎる。
それにしても惜しい存在だ。
「グランツ団長、そろそろ時間です」
「ああ、分かった」
本日は久しぶりに俺が街を巡回する日になっている。運が良ければ噂の碧青の騎士に会えるかもしれない。
グランツの胸はワクワクと高鳴っていた。