自国最強の騎士団長様は私が守ります。だって私、世界最強ですから!
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毎日のように屋敷を抜け出し、街の巡回をしていても状況は何も変わらなかった。街の治安もいまいち良くならず、騎士団は相変わらず忙しい様子。
一体どうしたら……。
考えあぐねいていると、サラが声を掛けてきた。
「リリアーヌ様、騎士団の鍛練場に行って見るにはどうでしょう?どのような鍛え方をしているのか気になります」
「そうね。辺境伯の傭兵達との違いも見てみたいわね」