あなたと出会えて…
今の状況を理解するのに数秒かかった


なぜなら、私は翼に、抱きしめられているのだから…


「ちょ、なにして―――」


「嫌いになんかなれるわけねぇだろ…」


え、?


「で、でも…!目あっても反らしたり、対応が冷たかったりしてたよね?!」


「あーー…。それは、押してだめなら引いてみろ。。。的な…」


「え…。じゃ、じゃあ今までの冷たい対応は全部ウソだったってこと?」


「まぁ、そうなるんじゃね」


その答えを聞いて私は地面にへたり込んだ


「はぁーー…。よかったー!!!ほんとに嫌われちゃったかと思ったんだからね!」

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