あなたと出会えて…
私が必死に言っても、聞こうとしなかった


「ま、まって!じゃあ、二人は恋人?!カップルってこと?!きゃー!!!」


「ほ、ほんとに静かにしてってばー!」


そんな私の声は、興奮している彼女には届かなかった


「はぁ…。少し騒ぎすぎたかな?」


「騒ぎ過ぎだよ……。もう疲れた…」


何とか紗英の興奮が収まった頃には、私はグッタリしていた。


(もうずがれだ…)


でも、そんなことが吹き飛んでしまうぐらい紗英は私程に喜んでくれた


「良かったねーー!!!!!初恋がこの高校で出来て!!!まして初彼氏までできちゃうなんて…!」


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