あなたと出会えて…


―――昼休み


「ほっんとごめん!」


「ううん!紗英の恋がかかってるんだからしかたない!その代わりちゃんとアタックしてきてね!」


今日から、先輩に誘われて一緒にお昼を食べるらしい


初めは、私に気遣って断ろうとしてたけど私はそれを阻止した


だって、紗英の大事な恋に迷惑かけるわけにはいかなかったから


「うぅ…。ありがと〜!今度人気のパフェ奢るから!」


―――ピロンッ


「あ、先輩からだ!じゃあ、行ってくる!本当にありがと〜!大好きー!」


と教室中に響き渡るぐらいの大声を出して去っていった


「ていうか…奢らなくていいのに…」
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