あなたと出会えて…
「あなた…。今はそっとしてあげて…。事情は私から説明するから」


「分かった…」


私は、そんなやり取りをしている両親の横を通り過ぎて2階の自分の部屋に行った



―――パタンッ


今は誰とも話したくない…


とにかく一人になりたかった


ベッドに横になり、部屋を見回すと棚にたくさんの写真がおいてあった


途端に見たくなり、棚に置いてある沢山の写真を手に取った


一番最初に手に取ったのは、付き合った日の放課後の写真だった


そこに写っていたのは、満面の笑みをした私と少しだけ笑った翼が写っていた
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