あなたと出会えて…
その送り主は、紗英だった


普段ならかけ直すけど、今の私には到底誰かと話すなんて無理だった


私はその後、いろんなことがあったり泣きつかれて自然と眠りに落ちていた



―――翌日


朝起きたときは、夢でも見てたんじゃないかとおもい翼に電話をした


でも、いくら掛けても何度同じことを繰り返しても電話に出ることはなかった


それで、私は昨日の出来事は全て現実だったのだと悟ってしまった


「コンコンッ、…奈々?起きてる?」


そう声をかけてきたのはお母さんだった


「…う、、ん、」


「そぅ、じゃあ、開けるわよ」


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