あなたと出会えて…
「奈々!!ねぇ!奈々!」


遠くの方で、紗英の声が聞こえた


それを最後に、私の意識は途絶えた



―――「んっ…」


あ、れ…?ここは?


確か…私テスト中に倒れて、それで――


保健室か、、、


なに、やってるんだろ私…


テスト、なのに…


こんな自分がそろそろ嫌になってきた


まだ、頭もくらくらしてるし…


今は、9時20分か


大分寝てたのかな…


そんなことを考え、私は腕を目にのせた


こんなときでも、翼はもうこない…


最近、翼のことを考えるだけで目に涙が浮かんできた
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