あなたと出会えて…
「どうしたら、いいん、だろ…」


誰かがそばにいるときは、涙なんて流さない。


でも、どうしても、1人になると彼のことばかり考えてしまう


そんなことを考えていたとき、ちょうどチャイムがなった


それと同時に、物凄い大きな音で保健室のドアが空いた


「奈々っ…!?」


「紗英、どうしたの?そんな慌てて」


「どうしたのって…。凄く心配したんだからね!急に倒れるから…」


「ごめんね…?でも、大丈夫だから」


そう言って、ニコッと笑うも紗英は暗くなりっぱなしだった


「紗英…?もう大じょ―――」
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