あなたと出会えて…

「で？その手紙に書いてあった通り放課後屋上へ行くとそこに現れたのは大西君だと」


「うんうん」


「それで、何の用件かと聞いたら急に付き合って下さいと言われたと…」


「そうそう」


「その後は、迷ったけど全然好きでもない人を彼氏にしてしまったと…」


「うっ…。全然って…。これから好きになるんだもん！！」


「うーん。ほんとにそれでいいの？？」


「え？」


「いや、私はさ奈々が本当に好きだって思える人を彼氏にしたほうが良かったんじゃないかなと思って…」