そのままの君がすきなんだってば!
『どうぞ、ダージリンです。』
「ありがとう、いい香りだね。」

紅茶を淹れる才能があるんだな。
いい香りがする。もちろん味は
絶品だ。紅茶のおかげで気持ちが
落ち着いた。さて、本題にはいるか。

「驚かせてしまってごめんね。
 実は、婚約者にしてほしいと
 お願いしたのは僕なんだ。
 あの日以来、杏さんが忘れなくて・・・
 君のことが、好きなんだ。
 だから、結婚を前提にして付き合って
 ほしい。」

『こんな…私でいいんですか?』

「もちろん!君だから、前から杏さんが
 好きだったんだ!」

『嬉しい…ぜひ、私を彼女に、婚約者
 にしてください!』

「ありがとう、必ず、幸せにするよ。」

あぁ、僕は今世界で一番の幸せ者だ。

永遠の愛を誓って唇を落とそう。
君だけを思っているよ。

すべての愛を、手の甲にキスした。


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