そのままの君がすきなんだってば!
「ね、杏さんもそう思いません!?」

『そうかしら、私はあのバンド。
 とても魅力的だったわ!
 あの歌詞、胸に響いたもの。
 あんな歌詞あなた書けて?
 私には書けないわ。人が思いつか
 ないような歌詞やメロディー!
 素晴らしかったわ!』

そう強く友達に言った彼女は
とても中学生には見えないほど
大人な意見で友達を黙らせた。

「音楽って素晴らしい!」

そう笑って言った彼女は本当に
美しかった。
心を奪われた瞬間だった。

それと同時に、俺らは俺らの
音楽をやろう!そう思った。
このおかげで今は人気絶頂の
バンドに成長した。

彼女のおかげだ。

「僕の天使…」
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