そのままの君がすきなんだってば!
食事の途中も、会話はあるのににこり
ともしない華ちゃん。
いつも笑顔でいる彼女が笑わないなんて、
何かあったんだろうか?

私はなぜか不安でいっぱいになる。

そして時間は過ぎていく…

「それじゃぁ杏さん、華さん、私は
 お先に失礼します。御馳走様でした。
 杏さん、また連絡しますね。
 では、おやすみなさい。」
『はい、響さんも帰り道には気をつけて
 くださいね。おやすみなさい。』

ぱたん。
玄関が閉まる。
私は疑問に思っていたことを華ちゃんに
問いかけた。

『華ちゃん、何かあった?大丈夫?』
「杏…こんなことってあっていいのかな、」
『え?こんなことって!?』

「…」
『華ちゃん?』





「KYO…」
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