そのままの君がすきなんだってば!
ピンポーン
『はーい!』

「今晩は、響です。」

『あ、どうぞ!今玄関開けますね!』

再会した響さんはなんだかすっきりして
爽やかな笑顔を私にくれた。

「お久しぶりですね。」

『本当に。お会いしたかったです。
 どうぞこちらへ、お茶持ってきますね。』

「ありがとう。」


私の大好きな薫り高い紅茶を淹れ、
コトンと置く。

「ありがとう、杏さんは本当に紅茶を淹れる
 のがお上手だ。いい香りだね。」

『ありがとうございます!』

二人して微笑みあう。
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