そのままの君がすきなんだってば!
「ケーキおいしかったね♪」
『うん、また行こうね!』

華ちゃんと駅で別れてお家に向かう。


『ただいま!』
家に帰るとご飯のいい匂い。
今日はシチューかな。
「杏ちゃん、お帰りなさい。
 帰ってきてすぐに悪いんだけど、
 事務所に行ってお父さん
 呼んできてくれくれないかしら。」
『はーい。』

-コンコン、
「はい。」
『お父さん、ご飯だよ!』
「あぁ、杏。すぐ行くよ。
 ありがとうな。」
『うん、待ってるね!』

食卓に全員揃う。
『お母さんのクリームシチュー
 大好き!!おいしー!』
「ありがとう、杏ちゃん美味しそうに
 食べてくれるからお母さん
 作り甲斐があるわぁ。」
わいわい会話しながら食べるご飯って
本当に美味しいよね。
「あ、杏。」
ふいにお父さんが私を呼んだ。
『何?』
「お母さんもなんだけど、今週の日曜日
 友達の会社の創立記念パーティーが
 あるんだ。いつも仕事で行けなかった
 んだが、今回は都合がつきそうだから
 3人でいかないか?」
「もちろん行くわ。ね、杏ちゃん!」
『うん!』

こうして私はパーティーに行くことになった。



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